庭園文化史と知識の社会史の記録

庭園文化史と知識の社会史に関しての考察を綴ります。

私の関心,研究テーマ

メインのテーマとして,純文学と大衆文学の境界から見る,近代日本における大衆文化とエリート文化の関係を研究している。メインの方は論文で詳しく論じるので,ここでは詳細は割愛(論文は雑誌に受理された時に報告します)。

 

その他,サブのテーマとして,以下の点について考察している。

①政策科学としての歴史社会学:歴史社会学は政策科学たりうるか。その可能性

②宗教者による宗教研究の可能性と限界:ピエール・ブルデューの論を導きの糸として

③社会史・心性史・集合的記憶研究の史料としての文学作品:その史料としての性格,位置づけの検討

 

次回以降,①~③の具体的な内容について書きます。

 

 

 

はじめまして

 ブログ開設から2週間あまり経っての最初の記事で大変申し訳ありません。なんかこう,色々あってこの時期になったのでした。

 

 このブログは,歴史グループに入っていますが,タイトルは「ソシオロジスト」となっています。なぜかというと,私の専攻が「歴史社会学」だからです。学部,院と歴史社会学のゼミに所属しているわけですが,この領域自体がいわゆる境界領域なので,歴史学にも,社会学にもシンパシーを覚えます。そういうこともあり,このようなどっちつかずの状態になったというわけです。

 私個人としては,どちらかと言えば,歴史の方が好きです。本当は歴史学を専攻したかったのですが,周囲の「やめなさい,食べていけないから」との忠告に従い,社会学を選んだのでした。ちなみに,社会学でも食べてはいけません。本当は。

 

 なんとなく選んだので,大学院入学以降,社会学を選択したことを後悔しました。どうにかしてやめられないかと考えたのですが,ここ1か月でその考えが改まり,むしろ社会学が好きになりました。それで,自身の社会学研究の一環,また啓発の意図を兼ねてこのようなブログを開設したというわけです。

 

 歴史を通して,社会を考えてみたい人はもちろん,社会学を学んでいる人,歴史学専攻の人,どちらも関心がない人も,気軽に読んで,できればご意見・ご感想を寄せて頂くと幸いです。どうぞよろしくお願い致します。