庭園文化史と知識の社会史の記録

庭園文化史と知識の社会史に関しての考察を綴ります。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ほめてやらねば

叱られて伸びる人もいるかもしれないが,人はやはり褒めることで伸びるのではないか。かくいう私もその一人。褒められたことは終生忘れないのである。 だから,講師として生徒を褒めるのも大事な仕事。褒めにはじまり,褒めに終わるといっても過言ではない。…

思い出の味

「おばあちゃん」のライスカレーはなぜおいしいのだろう。 「おばあちゃん」の煮しめ,かしわ飯,卵焼き・・・・。 どうしておばあちゃんが作る料理というのはこうもおいしいのか。 「ばあちゃんのカレーおいしいば~い!」と自慢げに言っていた祖母が作るカ…

fictionとnovel

「日下部さんは論文を書くより小説を書いた方が良いですよ。」と後輩の浅野君(仮名)から言われたのは3年前の夏。新宿の屋上ビアホールでのことだった。 他人からの言葉をすぐに真に受けてしまうのが日下部君の悪癖であって,さっそくfacebookで「小説家宣…

「さよなら京都」に思う

栗木京子の歌に,「退屈をかくも素直に愛しゐし日々は還らず さよなら京都」という一首がある。 「さらば京都」ではなく,「さよなら京都」というのが印象深いという評もあるし,歌人の山田航は,「京都の大学生ものの小説を随分読んだが,この一首に勝てる…

市民社会のイメージ

政治学をやりたいという時期があって,政治学の教科書を何冊か購入した。その中に,マイケル・ロスキンらが著した"Political Science:an introduction [11th]"がある。できるなら,英語でも政治学を勉強したいという思いから,英語の教科書を探していた時に…

予習

私が高校生の頃,ある国語の先生がこう言った。 「最近忙しくて予習が追い付かないのよ」 その頃の私にとって,それは信じられない言葉だった。「多めに予習をしなさい」と生徒たち言っておいて,自分はろくに予習ができていないじゃないか,と。 あれから10…

書くということ

良質な日本語を書くための最大のトレーニングは,やはり実際に日本語を書くことしかないのだろう。そう思って,この文章を作成している。文章は日々書き続けなければ上達しない。かといって,論文をそんなに毎日書けるかというとそれは難しい。まず,書く材…

研修の前日

久々のブログ更新である。 あれから,森を脱出することに成功?し,郷里の福岡に戻った。 本来ならば,研究や読書に没頭した日々をずっと送りたいのだが,そういうわけにもいかない。研究にもお金がかかる。 で,非常勤で働くことにした。県内に拠点を置く某…